棚から現ナマの日々⑥
お久しぶりです。
家族の入院で家族の家に行っておりましたので、ブログを書くことができませんでした。
家族の家はWi-Fiが通っていない場所にあるわけではなくて、Wi-Fiを契約していない家なのです。
現ナマはスマホでブログを書くことができませんでした。
普段がパソコン一本なため、スマホを使いこなせないのです。
情けないのです。
無事自宅に戻ってきました!
結局、猫ちゃん達には『ママハハ』と思われていたみたいです。
餌はよく食べてくれたので、それだけは良かった。
自宅に戻って、ホームページを修正しました。
どうしてもホームページが上手く動いてくれないためにブログを始めたのですが、家族の入院で、途絶えてしまい、なんだかなぁとなっています。
見て下さっていた方、ごめんなさい。
で、ホームページが修正できました。
まだ、変な所は多々あるのですが、何とか動いています。
ですので、このブログは一旦終了し、ホームページでお知らせなどをしていきたいと思っています。
⇧ ホームページへ飛べますので、クリックしてください。
どうぞ、よろしくお願いします。
棚から現ナマの日々⑤
現ナマはちょっとバタバタしております。
家族が入院することになったのです。
現ナマ自体が入院するわけではないのに、何をバタバタする必要があるのかと思われるでしょう。
家族が入院するにあたり、現ナマに下されたミッションは猫様の世話。
それも我が家は猫様ファーストのため、現ナマの所に猫様をお預かりするのではなく、猫様の住まわれる家に住み込みでお世話しに行くことになったのです。
現ナマは動物は大好きですから、下僕になるのになんら問題はありません。
ただ、今まで猫様と一緒に住んだことが無いので、猫様のお世話に行き届かない所があるかもしれないというのが心配です。
猫様は2匹いらっしゃいます。
赤縞の9歳レオ様と黒縞の1歳フク様。
フク様は1歳とは思えない程の貫禄(ふくよか)をされていますので、大丈夫とは思うのですが、問題はレオ様です。
レオ様は食が細い。
万ねんダイエッターの現ナマの努力など嘲笑うかのように食べない。
だからスレンダー。悪く言えばやせ細っているのです。
レオ様をむんずと掴みエサ入れに鼻を付けても逃げて行く。
やってはいけないことだとは分かっていてもエサを新しい物に替える。
レオ様の残したエサをフク様が貪り食うので、またもフク様の体重が増える。
この悪循環なのです。
現在のレオ様の主食はチュール。
そのチュールさえも、飽きてきている。
どうすればレオ様が食べてくれるのか……。
家族が退院するまで、レオ様が栄養失調で倒れないのかが心配でたまりません。
フク様の体重増加も心配です。
たぶん次回からのブログは、猫様達のぐちになると思います。
お付き合い、お願いします。
棚から現ナマの過去作品③
<< 美魔女な龍王妃は家出中 >>
2 家出表明①
「あったまくるーっ!」
自室に戻ったマリエッタは扉を閉めるなり、ずんずんとソファーへと進み、その上にあったクッションを足元へと投げつける。
「判ってる。判ってるわよっ。自分がババァってことぐらい判ってるわよーっ!!」
また違うクッションを放り投げる。
マリエッタの夫は竜人。というかこのアーザイリイト竜王国の7割以上の国民が竜人である。自分の横で他国の者たちにふんぞり返って対応しているのは、自分の5倍は長生きしている竜人なのだ。
しかし、外見でいうならば20代前半の見目麗しい青年。そして自分はその隣に座る40代のおばちゃんだ。
いくら20年以上竜王の妻を務めているとはいってもマリエッタは人間。それを変えることは出来ない。
竜人とは違い毎年毎年、年を取るのだ。
女官や侍女が粉骨砕身でマリエッタのアンチエイジングに尽力しているが、そんなもの自然の摂理の前には無力だ。
この建国記念の祝賀に大陸中の国々の代表者が招待されている。
近隣の国や付き合いの密な国ならば、竜王夫婦のことを知っているが、竜王国の事情に疎い国は――。もう駄目だ。不愉快極まりない視線と態度にマリエッタは毎度うんざりする。
まず思われるのは、無理やりの政略結婚。
親子ほど年の離れた夫婦を、それも王妃の方が年上となると、恋愛結婚などと思うものはいない。
竜王は嫌々ハバアを娶らされていると思われ、竜王へ同情の視線が投げかけられる。
次にババアが妃なら、私にもチャンスがあると思う女性陣の視線が飛んでくる。
見目麗しく、強大な権力を持つ竜王国の国王が、なぜいつまでも政略結婚のババアを隣に座らせておくのか。自分の方が若く美しく、王妃の座に相応しい。
そう思う女性がゴロゴロと出てくるのだ。
今さっきも自分の実家があるケノン公国の謁見を受けていたが、ダイアンザイス公に付いて来ていた娘のリリイアナ姫の態度は露骨だった。
年のころは17、8。一番の売り時だ。自分の美貌に相当自信があるのか、胸をできるだけ開けたドレスをこれ見よがしに纏っていた。
最初っから最後まで視線はジュライアーツにヒタと定められ、その視線にはピンクの色が付いているようだった。
明日からの舞踏会やパーティーは女性陣によるジュライアーツ争奪戦がさぞ白熱するだろう。
●投稿は不定期です。
棚から現ナマの過去作品②
<< 美魔女な龍王妃は家出中 >>
1. 竜王妃マリエッタ②
「けっ」
アーザイリイト竜王国の正妃であるマリエッタが周りの者には判らないように悪態をつく。
隣に並ぶ夫であり、国王のジュライアーツは、その小さな言葉に敏感に反応し、肩をビクリと震わせる。
マリエッタはその美しい顔に微笑みを浮かべて招待客達に、にこやかに対応しているが、親しい者ならばその瞳が冷ややかな光を宿していることに気づくだろう。
マリエッタはこのアーザイリイト竜王国のただ一人の正妃である。
だが、竜人ではなく、脆弱な人間だ。
ガリーア大陸の東の端、ケノン公国という小国の農家の娘だった。
ある日、竜王ジュライアーツが突然飛来し、攫われるようにして、このアーザイリイト竜王国に連れてこられた。泣いて喚いて抵抗したが、人間がどんなに騒ぎ立てたところで、竜人に敵うわけもなく、その日からマリエッタはこのアーザイリイト竜王国の正妃となった。
無理やり連れてこられ、無理やり妃とされたマリエッタだったが、人間の王妃というだけで、周りの者達はマリエッタに冷たい態度をとった。
マリエッタは毎日泣き暮らし、絶望するかと思われた。が、そんなことはなかった。
竜人はもともと子どもができにくい。それも力の強い王族ともなるとなおさらで、生涯で一人、多くて二人の子をなせばよしといわれている。
それなのにマリエッタは連れ去られた次の年に第一王子を出産した。それから次々に男の子二人、女の子三人を出産し、計六人の子どもの母となった。
ポンポンと子どもを産み続けるマリエッタを竜王国では歓待するようになった。今では次代の国母として、それはそれは大切にしてくれている。
「マ、マリちゃん……」
小さな声でジュライアーツが隣に座るマリエッタに声を掛ける。その声はビクビクと恐る恐るを足して、何だかわからないけれど、ごめんなさい。で割ったような、怖々としたものだった。
朝から何十人もの者達に謁見されたか判らない。マリエッタも大概疲れているだろうが、それとは違う機嫌の悪さに思われる。
今はマリエッタの実家のあるケノン公国のダイアンザイス公と、その娘リリイアナ姫が挨拶を述べている。
ダイアンザイス公は精一杯のおべんちゃらを言い。その横でリリイアナはジュライアーツに対して、頬を染め、熱いまなざしを送っている。
マリエッタが側近くに立つ宰相、グレンツ=ソラリアットにチラリと目線を送る。
グレンツはすぐにマリエッタの意図を察し、行動へと移す。
「ケノン公国ダイアンザイス公。そのご息女リリイアナ姫。
遠路はるばるご苦労であった。部屋を準備している。疲れを取られ、建国の奉祝行事を楽しんでいかれよ」
ダイアンザイス公のまだ続くであろうおべんちゃらをグレンツの言葉が遮る。
ジュライアーツはただ座っているだけで何も言わない。ダイアンザイス公がいかに国主であろうと、アーザイリイト竜王国の属国である以上、竜王からの言葉かけは無い。
無理やり感のあるグレンツの言葉にダイアンザイスは戸惑いを見せるが、娘を伴いその場を辞していった。
「グレンツ。自室へと戻ります」
「畏まりました」
マリエッタは席を立つと側で控えていた女官や侍女たちを連れ、深々と頭を下げるグレンツの前を通り過ぎ、自室へと去って行った。
隣に座る夫には一言どころか視線ひとつ送らない。
「グレンツっ。僕何かした? マリちゃんに何かした?!」
マリエッタの後姿を見送りながら、ジュライアーツは壮年の宰相へとオロオロと声を掛ける。マリエッタが自分を無視したことや、さっさと一人で退席したことなど問題では無い。マリエッタの気分を何が損ねているのか、心配はそこだけだ。
「何かしたって、いつも何かしてマリエッタ様の機嫌を損ねているのは陛下じゃありませんか。私は存知あげませんよ」
グレンツは、マリエッタに向ける恭しい態度とは違い、ぞんざいな言葉を自国の国王へとかける。
グレンツの態度が如実に物語っているが、このアーザイリイト竜王国で一番偉いのは王妃マリエッタであり、アーザイリイト竜王国の実権を握っているのも王妃マリエッタなのだ。
マリエッタがアーザイリイト竜王国に嫁いできて26年。
初めは脆弱な人間だ。全てが竜人よりも劣る人間だ。と、蔑まれ虐げられてきたマリエッタだったが、夫を尻に敷き、公務を取り仕切り、子ども達を立て続けに生んできた。
今では、マリエッタにアーザイリイト竜王国で逆らえる者は誰一人としていない。
アーザイリイト竜王国にはなくてはならない人物となっているのだ。
●投稿は不定期です。
棚から現ナマの過去作品①
ホームページの調子が悪いままなので(更新がなぜかできません)そちらに載せていた過去作品をこちらに転載していきます。
<< 美魔女な龍王妃は家出中 >>
1. 竜王妃マリエッタ①
アーザイリイト竜王国はガリーア大陸のほぼ中央に位置する。
強大な力を持つ竜人が支配するこの国は、ガリーア大陸にひしめく40余りの国々全てを傘下に収めている。
そのアーザイリイト竜王国は今年、建国千年を迎え、国中を上げての祝賀ムードで盛り上がっている。
王宮でも様々な式典や行事が催され、大陸中の全ての国の代表者が招待されていた。
各国の招待客達は、まず王宮の中央に位置する謁見の間に通される。
謁見の間では、その広さ、美しさに圧倒される。
自分達を支配する国の強大さを知らしめられるのだ。
物理的な力であり、経済的な裕福さであり、精神的な余裕を。
そして、贅を尽くされた玉座に座る竜王であるジュライアーツと正妃マリエッタを仰ぎ見る。
ジュライアーツは青年とゆうよりは少年に近い二十代前半の年頃に見える。容姿は非常に整っており、銀の髪は豊かに艶めき腰まで届いている。銀の星がいくつも入っている紫の瞳は吸い込まれるような神秘的な光を宿している。
座っているため、身長は判らないが、身体つきは華奢とまではいかないが、細い。
一言で表すならば、優しげな風貌だ。
その姿形のみで判断するならば招待客の多くは、ジュライアーツを軽んじるだろうが、誰一人そのような態度を取る者はいない。それどころか平伏し、自分達がいかにアーザイリイト竜王国に忠誠を誓っているかを表す。
長い年月をその傘下に入ってきた国々は、この竜王の恐ろしさが骨身に滲みているのだ。
掲載は不定期になります。
棚から現ナマの日々④
現ナマは昨日、佐賀にある『めんたいランド』さんへと行ってきました!
フフフ、佐賀って素敵。広い大地(畑)を堪能できましたとも。広々としていて目印なんて見当たりません。
カーナビさんとグーグルナビさんと三人で、楽しく迷いましたとも!
カーナビさんが言ってました、二年前から情報を更新してない現ナマが悪いってね。
『めんたいランド』さんは祝い二周年だそうです。
『めんたいランド』さんは、めんたいの製造販売をされており、『工場見学』『直売所』『レストラン』があります。
こちらの『レストラン』では、なぁんとめんたいが食べ放題なんです!
プレーンなめんたい、焼きたらこ、イカめんたいの三種類を、思う存分食べることができます。
スープも飲み放題です。
現ナマはめんたい大好きです! めんたいは九州人のソウルフードですから。
白いご飯にめんたいを乗せて食べるのが至高です。
さっそく白ご飯を購入。なんと一杯200円(税込み)とリーズナブル。
それにわかめスープを頂きます。
現ナマはプレーンのめんたい一択です。てんこ盛りにテンションが上がります。
……。まって、ちょっとまって。
現ナマの今日のお昼代は200円?
現ナマのテーブルの上にはお茶椀とスープカップが一つずつ。それとお箸。
違うから。現ナマは貧乏だけど、そこまで貧乏じゃないから。
ご飯とめんたいが好きなだけなの。ただそれだけなの!
だって出てきたご飯は、どんぶりまではいかないけど、男性用茶碗ぐらいの大きさがあって、これ一杯で満腹になっちゃうから。
パスタとかうどんとか、もう入らないから。
レストランは待ちが出るほどの大盛況。
めんたいご飯は凄く美味しいけど、周りの視線が痛い現ナマでした。
棚から現ナマの日々③
<< 現ナマの夏の思ひで >>
現ナマの家に勝手に ”蟻” が押しかけて来ています。
ええ、現在進行形です。
ある日突然やって来たのです。それも集団で。
勝手にやって来て、現ナマの至らぬところを指摘するんです。
洗浄済のお箸に蟻が付いているのを見た時には、どこの姑かと思いました。
現ナマの洗い方が気に入らないのでしょう。
まるで不出来な嫁だと言われているようです。
ゴキブリホイホイならぬ蟻ホイホイを大急ぎで設置しましたが、まるで嘲笑うかのように、ホイホイの隣を通り過ぎていくだけです。
ホイホイには入ってはくれません。
家の中はホイホイだらけだというのに!
きっとホイホイと蟻の相性が良くなかったのだろうと、違う蟻ホイホイを購入して再度設置しましたが、見向きもされないホイホイ……。
何がいけないというのでしょうか。
食べ物など有りはしない洗面所を彷徨っているくせに、なぜホイホイはスルーするのか。
現ナマの懐事情を考えてはくれないのです。これ以上違うホイホイを買うことはできません。
なんて思いやりの無い蟻たち。こんな蟻たちと一つ屋根の下には暮らしたくありません。
おかげで、食品の管理には細心の注意をはらうようになりました。
講習会に行かなくても、食品衛生管理者の資格が取れそうです。
どんな所にも蟻が出没するので、最後の砦は冷蔵庫だけです。
全ての食料は冷蔵庫にイン。
砂糖を使うのに、いちいち冷蔵庫を開けなければならないのは、とても面倒くさいです。
にっくき蟻め。
早く秋になって、巣に籠ってしまえ。
来年はこなくていいからね。
蟻を見るたびに言い聞かせている現ナマなのでした。